ナイトキャップって知っていますか?一時期メディアでも話題になったもので、寝る前に被るだけでヘアケアが行えるというものです。
見た目はただの帽子ですが、被って寝るだけでヘアケアが出来るなんて、何だか疑わしいですよね?いくら話題でも、帽子を被って寝ることに抵抗がある人も多いはず。
そもそもナイトキャップが話題になる理由は、寝ている間の髪や頭皮へのダメージに対して心配の声が多いことにあるのです。
そこで今回は、髪や頭に良いとされるナイトキャップのメリットやデメリットについて説明します。
”被って寝るだけ。”果たしてその効果はいかがなものでしょうか!?
ナイトキャップとは
ナイトキャップとは、基本的に就寝前に被って寝るだけでサラサラの髪が手に入るとされる、布製の帽子のことです。
帽子を被って寝ることにより、髪の毛同士の摩擦を軽減して翌朝の寝ぐせを防ぐことが出来ます。同時に髪の保湿を保ってくれるので、枝毛や切れ毛防止にも繋がります。
髪は摩擦に弱いことを知っていますか?お風呂上がりなどの髪が濡れている時は特に、髪がくっ付き合っているので摩擦が起きやすくなっています。
ポイント💡髪の毛同士が摩擦を発生させると、髪の毛のキューティクルが傷付き、キューティクルが開いてしまうことによって髪の内部にダメージが及んでしまいます。
せっかくお風呂でシャンプーやトリートメントの栄養素を染み込ませてあげても、キューティクルが開いてしまっては、それらの栄養素が外に出て行ってしまうのです。
これらを守ってくれるのがナイトキャップ、というわけです!
寒い季節には、髪の長い女性でも帽子が欠かせないですよね?家の中にいても、寝る時の深夜の時間は一日で一番気温が下がり、布団を被っていても頭は出ているので、とても寒く感じてしまいます。
夏の夜は暑くて帽子など被りたいと思わないかもしれませんが、寒い時期にこそナイトキャップは活躍します。
色々とメリットの多そうなナイトキャップですが、デメリットももちろんあります。
ナイトキャップのデメリット
「寝る時に帽子を被るなんて…。」と感じている人もいるでしょう。確かに日本人には、寝る時に帽子を被る習慣はないので、いくら良いと言われても抵抗がありますよね?
髪や頭皮に良いとされるナイトキャップにも、以下のようなデメリットがあります。
①寝ぐせが付かないとされるナイトキャップですが、その帽子の中に髪の毛を全部しまう為、髪が長いほど寝ぐせは付いてしまう傾向にあります。
②帽子を被るということは、帽子の中がずっと蒸される状態にある為、夏場などの暑い時期は被りたいとも思わないかもしれません。
③元々寝相の悪い人は、寝ている間にナイトキャップが取れてしまい、全然効果を発揮しないともなりかねません。
④何と言っても見た目がおばさんのようなので、この姿を家族や恋人に見せるとなると恥ずかしいのと、相手からの印象が気になってしまいます。
やっぱり、特に見た目に関しては決して可愛いとは言えないので(個人的な感想)、周りからの目なんて気にしない!という人に向いてるものですね。
逆に暑い時期に被ってしまうと、蒸れることによって頭皮トラブルの原因にも繋がります。
ナイトキャップに限ったことではありませんが、帽子を被ることによって起こる静電気も美髪への障害となります。詳しくはこちら。
ナイトキャップのメリット
最初にも少し紹介しましたが、ナイトキャップは被ることで髪や頭皮に良い影響を与えてくれます。メリットについてまとめるとこうです。
①冬場などの寒い季節は、乾燥などからも髪を守ってくれるので、髪や頭皮に対して潤いを与えてくれます。
②髪が顔に降りてくることが無いので、安眠を助ける効果があります。髪の長い女性は顔の部分に髪が掛かるだけで、気になって起きてしまうことがしょっちゅうありますよね。
③枕との摩擦を軽減し、枝毛や切れ毛を防ぐだけでなく、髪のパサつきやもつれを発生させないように出来ます。
④朝起きた時の寝ぐせを予防でき、自分のやりたいスタイリングをキープすることが可能です。
⑤帽子の中で保湿を保ってくれるため、髪のダメージの原因になる静電気を起こしにくく、特にシルク製のものだとその効果が高いです。
大きくまとめると以上となりますが、ナイトキャップの特徴としては「保湿効果・摩擦防止効果」が大きな特徴と言えますね。
”寝る前に被るだけ。”とういう手軽さもメリットですが、使用する際には注意点もあります。
正しい使用方法でないと、寝ぐせや頭皮トラブルを引き起こすことになりかねません。
ナイトキャップの正しい使用方法
まず寝る前に気を付けなければいけないのが、「髪が濡れたまま寝てはいけない!」という点です。
これはナイトキャップを被る際にも同じことで、必ずナイトキャップを被る前には髪を完全に乾かしてから使用して下さい。
髪は濡れている間に菌の繁殖が増幅し、頭皮のにおいやかゆみの原因ともなります。また、髪の毛同士の摩擦を起こさない為にも、しっかりと根元から乾かすことが重要です。
これを踏まえた上で、完全に乾いた髪を一度ブラッシングし、毛並みを整えておきます。それからナイトキャップに髪を収めていきます。
ポイント💡オーソドックスな方法は、額から掻き上げるようにナイトキャップを被り、その後に前髪など残った髪の毛を左右から中に入れ込んでいく方法です。
もう一つは、ロングヘアの人の場合、髪をお団子に結んでから被る方法です。どちらも寝る際の枕元への重みを感じさせないので、効率的な方法です。
起きた時のハネが気になる人は、普段の分け目の反対方向に分けて被ると翌朝の髪をふんわりさせることが出来ます。
ナイトキャップは、芸能人の渡辺直美さんがSNSでオススメしてから話題となりました。
このナイトキャップは同じシルク素材で、摩擦を軽減するだけでなく保湿効果も期待出来ます!
シルク素材は人間に含まれるタンパク質から出来ている為、肌が弱い人やアトピー性皮膚炎の人でも安心して使えるようになっています。
シルク100%素材のナイトキャップで、就寝中の摩擦・乾燥を防ぎながら髪の保湿ケアを行ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
ナイトキャップが話題になって知ったという人も多いと思いますが、ナイトキャップは昔からシラミ防止や防寒目的で使用されていました。
最近開発されたものではありませんが、ヘアケア用品としてまた定着しつつあります。
”被って寝るだけで美髪になれる!”という噂は、嘘ではなく本当だということが分かりましたね!
これからの寒い季節、髪や頭皮の保湿と摩擦を軽減する為に、気になった人は一度試してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。”寝ながら簡単ヘアケア!”を行ってみましょう!