毎日お風呂上がりにドライヤーを使いますよね?そんな”ドライヤーからのダメージが気になる”という人も多いのではないでしょうか?
基本的に、髪は熱に弱く出来ています。
その理由には、髪の主成分であるタンパク質が関係しているのですが、時間が無い時など早く乾かした時は、髪へのダメージを気にしてられないですよね。
しかし、ドライヤーに加えてヘアーアイロンも使っている人は、その両方からの強力な熱によって髪がパサパサしてしまっている可能性があります。
「どうしてこんなにヘアケアをしっかりと行っているのに、髪の毛のパサパサ感が無くならないの!?」
と思っている人は、ドライヤーとアイロンの熱が関係しているかもしれませんよ。そこで今回は、ドライヤーの正しい使用方法によって、パサパサ髪を生み出さない方法を紹介します。
ドライヤーとアイロンの熱を侮ってはいけません!
髪は濡れているとキューティクルが傷む
お風呂上がりに髪が濡れていると、濡れている状態が嫌なのもありますが、髪の為を思って早く乾かそうとしますよね?
でも、特に女性の髪が長い人の場合は、ドライヤーに掛かる時間が長く時間も掛かって手も疲れるし…と、ドライヤーがおっくうになってしまいがちです。
髪は濡れている時に一番ダメージを受けやすいことを知っていますか?
ポイント💡「そんなことは常識。」と言われてしまうかもしれませんが、髪は濡れている時間が長いほどその水分が蒸発して、どんどんキューティクルが開いていきます。
それに伴って髪にパサつきが生じたり、せっかくシャンプーやトリートメントで補った栄養素を、外に逃がしてしまうことにも繋がるのです。
キューティクルが開くということは、髪全体が広がって見えてしまい、スタイリングをする際にも全然まとまらず、大変な思いをすることになります。
だからこそ、お風呂上がりにドライヤーでなるべく早く乾かそうと、高温・強風で髪に近付けて乾かしてしまう人が多いんですね。
それだと、熱に弱い髪や頭皮が大きなダメージを受けてしまうことは少し考えれば分かることです。結果、パサパサ髪を生み出す要因となるわけです。
ドライヤーの理想的な設定温度
一般的なドライヤーの設定温度は、100~120℃とされています。これが髪や頭皮に伝わる温度は、どれだけドライヤーとの距離が離れているかによって変わります。
髪の主成分はたんぱく質とアミノ酸です。たんぱく質は100℃を超えると熱変性を起こし、髪のうねりや枝毛などの原因を作ります。
100℃以上のドライヤーやアイロンが多い中、髪を傷めない為の理想的な設定温度は70℃となっています。
しかし、市販のドライヤーでこの温度を演出るのは難しいです。
ポイント💡そこで重要なのが、ドライヤー前の下準備です!ドライヤーから伝わる温度を下げる為には、長時間当てないように徹底しなければなりません。
それを踏まえた上での下準備です。髪の表面温度を上げないようにするには、お風呂上がりにタオルドライで髪の毛の水分をしっかりと拭き取ってあげることが大切です。
また、ドライヤーを当てる時には一点に集中させないように注意して、ドライヤーを左右に振りながら乾かしていきましょう。
「ドライヤーは手が疲れるから嫌だ。」という人は、今ではハンズフリー用のスタンドが付いたドライヤーも販売されているので、手軽なドライヤーが欲しい人はチェックしてみて下さい。
乾かす時に、髪をぐちゃぐちゃと揉みながら乾かす人がいますが、これは髪の毛同士の摩擦を引き起こし、キューティクルを傷めることに繋がるので止めましょう。
低温で風量の強いドライヤーを使うことが一番ですが、少しの工夫でドライヤーの熱から受けるダメージを軽減できます。詳しくはこちら。
ドライヤーの正しい使用方法
ドライヤーで髪を乾かす時には、頭皮の根元から乾かさなければ意味がありません。頭皮に水分が少しでも残っていると、頭皮の乾燥やかゆみを引き起こす要因となります。
「頭皮に元気が無くなってきた…。」と感じている人は、根元から乾かせていない証拠かもしれません。髪のボリューム感を無くさない為にも、根元からのドライヤーが大切です。
ドライヤーを使いこなすコツは、いかに地肌を完全に乾かすか!です。
ただ、”早さだけを求めて、熱の温度が高いドライヤーを使うべき。”というわけではありませんよ。
温度が高いだけでは、髪や頭皮に伝わる温度が高くなるだけで、速乾性が上がるわけではないのです。注目すべきは、そのドライヤーの風量です。
出来るだけ風量の強いドライヤーを用意し、最初は根元から乾かすようにしましょう。髪が長い人は、下から持ち上げるように掻き上げながら乾かして下さい。
根元がほとんど乾いたら、次は髪の上から下に向かって風を当てるように乾かしていきます。キューティクルの向きは上から下向きに生えているので、これに逆らわない為です。
ポイント💡ここでの注意点は、髪は毛先に行くに従って傷みやすい点です。髪は頭皮から栄養を受けているので、当然毛先に行くに連れて栄養分は不足しています。
毛先は最後にちょこっと乾かす程度で大丈夫です。
もう一度言いますが、髪は地肌にある根元を乾かすことが一番大事なのです!
温度が変えられるドライヤーなら、頭皮(中温)→髪全体(高温)→毛先(低温)の順番で乾かすのがおすすめです。
パサパサ髪改善には洗い流さないトリートメントを使った予防も効果的!
タオルドライ後に洗い流さないトリートメントを付けてからドライヤーをすると、髪のパサつきを予防することが出来ます。
ドライヤーの風量に注目して正しいドライヤー選ぶをすることももちろん重要ですが、洗い流さないトリートメントを使うと更に美髪に近付けるのです。
洗い流さないトリートメントを使うことでの大きなメリットは、髪に付着して保護する時間が長い為、それだけ外的ダメージから守ってくれることにあります。
また、ドライヤーや紫外線の熱から髪を守る役割も担っています。
熱による髪へのダメージを気にするなら、洗い流さないトリートメントの併用が鉄則と言えますね。
洗い流さないトリートメントは使用方法が簡単で、手に付けて傷みやすい毛先を中心に付けるだけなので手軽に使用することが出来ます。しかし、使用の際の注意点もあります。
オイルタイプの洗い流さないトリートメントが、とても使用しやすくておすすめです。私も昔からケラスターゼの1番人気のトリートメント、「NU ソワン オレオ リラックス」を愛用しています。
ケラスターゼの中でも不動の1位を維持し、一番人気のオイルタイプの中でも高評価の洗い流さないトリートメントです!ケラスターゼのランキングもあります。
まとめ
”髪のパサパサ感。”自分でも触っただけで嫌な気持ちになりますが、普段使用しているものを少し改善するだけで、その悩みの解決に繋がるはずです。
ドライヤーは正しく使用することも大切ですが、ちゃんと定期的にメンテナンスすることも長く使用する上で大事なことですよ。
家電製品は特に、故障してからでは遅いので、メンテナンスが面倒な人は保証がしっかりと付いているものを選びましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。ドライヤーは風量で選ぶと良いですよ!