「ヘアカラーをしたいけど、すぐに落ちちゃうから勿体無い…」と感じていませんか?
美容院でカラーリングを行ってせっかく綺麗に染まっても、すぐに落ちちゃうとショックですよね。なるべくカラーは持続してほしいと思うのが普通です。
ですが、基本的にカラーはそんなに長く持続するものではありません。一般的には、2週間もすれば褪色が始まるとされ、最初の綺麗な状態を保てるのは長くてもせいぜい1ヶ月くらいです。
そこで重要になるのが、カラーを出来るだけ長い期間綺麗に持続させる方法を知ることと、間違った方法を行わないことです。
今回はこれらについて詳しく説明します。
どれも毎日のお風呂でのシャワー、普段のヘアケアに少し取り入れるだけで出来る簡単な方法なので、要チェックです!美容師の言葉を全て信じちゃダメですよ!
Contents
ヘアカラーが落ちる原因
まずは、ヘアカラーが落ちてしまう原因について説明しておきます。
髪の毛はどうやって違う色に変化するのかを知っていますか?
ヘアカラーの原理として、ヘアカラーに使用するカラー剤は、その薬剤の効果によって毛髪表面のキューティクルを剥がし、内部に染料を注入することによって髪の毛に色を付けます。
髪の毛の主成分はタンパク質なので、キューティクルを開くためにはアルカリ性の薬剤が使われます。この薬剤が、髪内部のメラニン色素を分解することによって髪の脱色が起きるのです。
ヘアカラーに使われる過酸化水素水が、メラニン色素を脱色した後、染料と結合することで発色するということです。
では、毛髪の中に注入された薬剤が、どうやって落ちてしまうのかというと、単純に言えば「毎日のシャンプーによって洗い流されてしまうから。」です。
ポイント💡1日を乗り切った髪の毛はダメージを負い、キューティクルが開いた状態になります。その状態でシャンプーを行うと、染料も一緒に流されてしまうのです。
特に、市販の安いシャンプーや熱いお湯で髪の毛を洗うほど、刺激の強い洗浄成分や熱によってキューティクルが傷み、余計に脱色しやすくなってしまいます。
また、ヘアカラーの持続に深く関係するキューティクルは、カラーリング後が特に傷んでいるので、一番気を付けるべきはこのカラーリング後だとも言えますね。
日本人の髪の毛は黒いのが特徴ですが、黒色は他の色に染まりにくく、更には脱色しにくいといったデメリットもあるのです。
ヘアカラーを長く持続させる方法5選!
ヘアカラーが落ちる原因が分かったところで知りたくなるのが、カラーを持続させる方法ですよね?
今回は全部で5つ紹介しますが、結論を先に言っておくと、どの方法も”劇的な持続力改善!”とはいきません。なぜなら、これから生えてくる髪の毛を染め上げることは不可能だからです。
どうしても、新しく伸びてくる部分の髪の毛の色は地毛の色で生えてくるので、誰しもプリンになってしまうのは避けられませんからね。
「良くて今までよりも1ヶ月程度綺麗な色味が続く程度。」だと承知の上で読んでみて下さい。
特に最後の方法は必見ですよ…。
方法① ヘアカラーをした当日はシャンプーをしない
これは美容師によってはアドバイスもくれるので、常識と言えば常識で、知っている人も多いのではないでしょうか?
ヘアカラーが落ちる原因でも話した通り、カラーリングをした後は毛髪表面のキューティクルがとても傷んでいる状態です。
内部に染み込んだ染料が定着するのにも時間が掛かり、その状態でシャンプーをしてしまうと、せっかく浸透した染料が流れ落ちてしまい、カラーの褪色に繋がるのです。
「でも、髪の毛の汚れや頭皮の匂いが気になる…」と考える人もいるでしょう。しかし、シャンプーを使用せずとも、ぬるま湯で数分流せば汚れは結構落ちるものです。
匂いに関しても、最近人気の「イルミナカラー」や「スロウカラー」はカラー剤特有のアンモニア臭がしないので、それらを使用すればシャンプーを省いても大丈夫ですよ。
詳しくはシャンプーの使用方法でも。
方法② 髪の毛を濡れたまま放置しない
髪の毛は、濡れている状態が一番ダメージを受けることを知っていますか?
髪は濡れたまま放置されると、表面に付いた水分が蒸発するのと同時に、キューティクルをどんどん開いていきます。
キューティクルが開いた状態で時間が経つほどに、内部に補給した栄養素や成分が水分の蒸発と一緒に外に逃げていってしまうのです。
何度も話していますが、キューティクルはヘアカラーと密接な関係があるのです!
なので、お風呂上がりはドライヤーで一刻も早く乾かしましょう!自然乾燥を行っても、何一つ良いことは起こりませんよ。
また、ドライヤー前に洗い流さないトリートメントを使えば、これまた色落ちの原因となるドライヤーの熱から髪や頭皮を守ることが出来るので非常におすすめです。
中でもオイルタイプの洗い流さないトリートメントなら、日中の紫外線や乾燥からも1日中守髪や頭皮をってくれるのでとても便利です!
私も愛用する、洗い流さないトリートメントの代表である「ケラスターゼ」の人気No.1がこちら。
※正規販売店でも度々売り切れが発生してます。
また、近年メーカー認証正規販売店ではないお店での購入によって、偽造品・模倣品の被害が増えています。正規販売店以外からの注文にはくれぐれも注意して下さい。
方法③ 低刺激シャンプーを使う
ここからは、今のヘアケアにプラスしていく方法。今使用しているのは市販のドラッグストアなどでも買える、安くて洗浄力が強いシャンプーですか?
ヘアカラーを行った当日のシャンプーを避けても、その後のシャンプーですぐにカラーが落ちてしまう危険性があります。それが、刺激の強い界面活性剤を使用したシャンプーを使うことです。
特に、安く手に入るシャンプーにはコストを抑える為に、泡立ちの良さ・洗浄力を主張した”高級アルコール系界面活性剤”が使用されています。
名前の響きは良いかもしれませんが、実際は髪や頭皮にとってはかなり危険な成分なのです!
カラーを長く持続させたいなら、洗浄力が強い市販のシャンプーではなく、アミノ酸系界面活性剤を基本とした「低刺激シャンプー」を使用するようにしましょう。
低刺激シャンプーなら、頭皮の皮脂も余計に落とし過ぎずに、適度な洗浄力で髪や頭皮の潤いを保ってくれます。
ポイント💡※しかしここで注意点。最近は界面活性剤の危険性が示唆され、「低刺激」を主張したシャンプーが増えていますが、中には防腐剤を一切使用していないことを主張しているものもあります。
ですが、本来防腐剤はシャンプーにはなくてはならないものです。そして、”天然成分だけ配合!”と書かれたものでも、名前を変えて刺激の強い防腐剤が使われていることもあります。
くれぐれも、企業側の消費者心理を上手く汲み取った戦略に流されないようにしましょう!詳しくは防腐剤の記事でも。
私のおすすめは『ラスティークディープセラムシャンプー リペア』です。まさに”本物のシャンプー”と言えるSNSでも人気沸騰のラスティーク、口コミはこちら。
方法④ カラーシャンプーを使う
「低刺激シャンプーだけじゃ物足りない!」 そんなヘアケアにこだわり始めた人にピッタリなのが、近年人気の「カラーシャンプー」です。
カラーシャンプーはその名の通り、シャンプーに染料が加えられた画期的なシャンプーです。
いつものシャンプーの代わりに、何日かに1回(3日に1回程度推奨)使用するだけで、ヘアカラーの褪色を抑えるという優れもの!
使用されている染料はカラー剤に使われているものとほぼ変わらず、カラーリングと同じようにキューティクル内に染み込んで髪の毛を好みの色に染め上げてくれます。
カラーシャンプーは、染め上げた色によって使い分けが可能となっており、
・赤系
・青系
・シルバー系(アッシュ系)
などと、その人のヘアカラーに合わせて染料の色を決めることが可能です。
また、ノンシリコンシャンプータイプのものは、シリコンによって髪の毛のキューティクルをコーティングすることなく、しっかりと髪の内部までアプローチをしてくれます。
特に、天然由来成分配合でヘアケアも同時に可能、「ヘアカラーがすぐに落ちてしまう…」という人の救世主ともなるカラーシャンプーが、『N.(エヌドット)カラーシャンプー』です!
とにかくすごい、カラーシャンプーの常識を覆したエヌドットについて知りたければ、こちらを参照下さい。
方法⑤ 水に注目する
ここまで読んでいただいたあなたに、”とっておきの方法”を紹介します。それは、普段何気なく使用している”水”に注目することです。
カラーをなるべく長く持続させたいなら、髪を洗う時の水道水に注目して下さい。何度か髪のキューティクルは熱に弱いことを説明していますが、これは洗う水にも関係してきます!
シャワーの温度が高ければ高いほど、髪や頭皮はその熱によって刺激を受け、ダメージ負ってしまいます。また、お湯だけでなく水自体にも危険が潜んでいるんです。
日頃私達が無意識に使用している水道水には、「金属イオン」が含まれています。
シャンプーをすれば、シャンプーの良い成分だけが髪の毛に残っているような感覚がありますよね?
でも、水道水に含まれる不純物は多くのトラブルを引き起こしてしまうのです。
そこで重要になるのが、”精製水”水道水の不純物による髪への影響によってカラーを落とさない為には、精製水を使うのが効果的ですよ!
髪だけでなく化粧品として使用することも可能な精製水は、安いうえにとても万能で重宝しちゃいます!詳しい使用方法についてはこちら。
絶対ダメなヘアカラー持続方法!
5つのヘアカラー持続方法を紹介したところで、最後に絶対おすすめしない方法も紹介しておきます。
それはズバリ!”ヘアマニキュアでコーティングすること!”です。美容師の中にはヘアマニキュアを薦めている人がいますが、私は絶対におすすめしません。
なぜなら、ヘアマニキュアはその名の通り、爪につけるようなマニキュアと同じですよ!?絶対に髪に良いわけがありません!
マニキュアには色の定着剤としてシリコンが使われています。このシリコンはシャンプーに使われているものと違い、非常に刺激の強いシリコンです。
ポイント💡なんと、このシリコンは髪のキューティクルに張り付き、シリコンが落ちる時にはキューティクルを道連れにしてしまうのです!
マニキュアが落ちて髪の毛がボロボロ…→またマニキュアのシリコン効果で艶が出る→更にボロボロの髪の毛が出来上がり…といった負の連鎖が出来上がってしまいます。
”2週間はマニキュア効果は持つ!” などと言っているのを見かけますが、その間髪の毛のキューティクルは塞がれたままでどうするつもりなのでしょうかね?
髪の毛も呼吸をしています。いくらキューティクルが閉じていた方が良いとは言え、髪の内部も良いものばかりがあるわけではありません。
適度に呼吸をさせてあげないと、髪の内部環境がどんどんと悪化していってしまうのです。
なので、美容師にヘアマニキュアをおすすめされたとしても、絶対に真に受けて信じないで下さいね!他のケアにそのお金を回した方が、必ず良い効果が発揮されますよ!
まとめ:ヘアカラーを持続させられるかは自分次第!
ヘアカラーには期限があります。その期限までの期間をどれだけ長く延長できるかは、美容師の力ではなく他でもないあなたの力です。
自分の髪を少しでも綺麗で美しくする為にも、ヘアカラーで鮮やかな色を付けた髪の毛を、日々のケアで更に輝かせてあげましょう!
ヘアケアは、何よりも継続することが重要で、「今日は疲れたな…ケア面倒臭い…」と思う時ほど、髪も疲れ切っている証拠です。
傷んでから・褪色してからケアを始めるのではなく、早め早めのケアに取り組み、他には真似できないあなただけの美髪を手に入れましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。毎日の積み重ねが、鮮やかなヘアカラーを長く持続させてくれますよ!