日に日に寒い日が続いてきましたね。しっかりと冷え対策は行っていますか?
人間は自分の体の体温を維持しながら生きています。その体温が下がると、体の健康状態を左右することに繋がるのです。
特に女性の場合は、元々冷え性であったり、男性よりも体温が下がりやすいといったことがあります。
最近では、冷え性の女性の割合が高くなっているのも現状です。
外の気温も関係しますが、室内でもクーラーや風通しの良い所では体が冷えやすくなりますよね。美髪になるには、髪を常に健康な状態に保たなければいけません。
そこで今回は、「冷え」が体や髪に与える影響について説明します。血液は体の全てに関係しますよ!
冷えが与える髪への影響
普段、冷えを感じるのはどの部分ですか?ほとんどが手先や足先、髪や頭皮ではないでしょうか?
その原因は、体の末端の場所は血液を循環している心臓から一番遠い場所にあるので、冷えを感じやすいからです。
体が冷えを感じると、体内の血管が収縮して血液の循環が悪くなります。結果、必要なエネルギーや栄養素を届けられなくなり、体だけでなく髪にも元気が無くなるのです。
栄養が足りない髪の毛や頭皮は、髪の育毛や成長に乱れを来たし、細毛になる確率を高めるだけでなく、抜け毛や薄毛の原因にもなります。
健康な髪は、健康な血液循環によって生み出されます。当然、届ける血液も健康でないといけません。近年の日本人の栄養不足は、多方面から問題視されています。
体の栄養不足は、髪のハリやコシにも影響します。詳しくはこちら。
「低体温は万病の元」という言葉を知っていますか?古くからある言葉ですが、人間の体の構造を表わしている言葉と言えますよね。
人間は進化の中で、免疫力を鍛えることでこれまで生きてこられました。
熱い所でしか生きられない動物や、逆に寒くないと生きられない生物もいますよね?
でも人間は、地球上のどこでも生活が出来ます。もちろん、それぞれの熱さ・寒さ対策は行いますが、人間はその体温調節機能によって、これまで繁栄してこれたのだと言えます。
そんな防御機能を備えた体だからこそ、寒さを感じると防衛反応で血管が縮まってしまうのです。
血液循環を良くするには
血液循環を良くすることで、体や髪の健康を良くするだけでなく、体の冷えを解消することにも繋がります。
冷えを最も注意しなければいけない季節と言えば「冬」ですよね?
いくら暖かい恰好をしても、手先や足先は真っ先に冷えてしまいます。
でも、そんな寒い日に温かい飲み物を飲んだり、足湯に浸かるだけでも体全体がポカポカしてきませんか?
これには血液循環が関係していて、血管を温めると血液の循環が良くなり、体が温まるのです。人間は面白いもので、手先や足先が冷えやすいのに、血管は手や足に集中して伸びています。
これは構造上仕方のないことですが、普段動かすと言えば手と足なので、血管が集中するのは当然と言えば当然ですよね。
逆を言えば、そこを温めれば体全体を温めることに繋がるので、効率的な構造と言われればそうですよね。
なんか面白くないですか?(私だけかな…。)
話を戻すと、体は冬場のような寒い環境に晒されると血管の収縮を招き、それから寒暖差のある室内を行き来することによって、血圧の上昇にも繋がってしまいます。
なので、体を冷やし過ぎないよう、寒い季節は足先や手先を温めることを意識して、毎日お風呂で身体全体を十分に温めてあげるようにしましょう!
食べ物と運動によって冷え対策!
外から体を温めることももちろん重要ですが、体内から温めることも健康の上では非常に大切です。
体内から温めると言えば、温かい飲み物や食べ物を摂取したり、運動をすることでも体の内側から暖かくなっていきますよね?
特に、食べ物で体を温めたい時に有名な食材は「生姜」が代表的です。
しかし、簡単に料理に加えるだけで体が温めると思われている生姜ですが、使い方を間違えると逆効果にもなります。
生姜の他には、人間の体に必要な三大栄養素である「たんぱく質」を効率良く摂取できる牛乳もおすすめです。詳しくはこちら。
生姜で体の芯から温める
ショウガが逆効果になる原因として、生姜に含まれる「ジンゲロール」は血行促進効果が期待できるとして知られていますが、生ですりおろし過ぎるとその効果は半減してしまいます。
しかも、ジンゲロールには解熱効果もある為、調理方法を間違えると返って体を冷やすことにも繋がるのです。
「じゃあ生姜では体を温められないんじゃん!」と思いますよね?
でも安心して下さい。生姜は生のままだと体を冷やしてしまいますが、「加熱&乾燥」をすることでその効果を発揮します!
ポイント💡ジンゲロールは進化します。人間と一緒?で、100℃以下で加熱や乾燥をすることによって「ショウガオール」という成分に進化するのです!
ショウガオールは人間の体幹部で作用し、体の芯から体を温めてくれます。これこそが、体を温める為の生姜の正しい使用方法なんですね。
しかし、一つ注意点があります。せっかく進化したショウガオールも、また冷めてしまうとジンゲロールに退化してしまう恐れがあるんです!
生姜の効果を得たいなら、熱々の内にいただかないといけません。生姜が逆効果とならないように注意しましょう。
また、冷え対策以外でも生姜は活躍します。例えば、風邪の引きはじめなどにすりおろした生姜を摂取すれば、解熱効果だけでなく殺菌効果も期待出来ます。
すりおろした生姜は風邪対策、温めた・乾燥させた生姜は冷え対策だと覚えておきましょう!
有酸素運動で冷え対策
食事以外にも、有酸素運動によっても冷え対策が可能です。有酸素運動はどんな運動か知っていますか?
基本的には「有酸素」ですから、酸素を必要とする運動ということです。
例えば、ジョギングやマラソンが代表的ですね。体内に酸素を多く取り入れることによって、新鮮な酸素がたくさん体内に送り込まれます。
ポイント💡無理のない有酸素運動は、内臓の働きを良くすることでも知られています。有酸素運動では糖質と脂質を消費することから、体の代謝を高めることも出来ます。
代謝を高めれば冷えにくい体が出来上がるので、冷え対策に有効的だと言えますね。
しかし、「ジョギングなどの有酸素運動はなかなかできない…。」という女性も多いでしょう。そこで、室内でも行える有酸素運動を紹介します。
一番簡単でおすすめなのが、スクワットです。最近ではyoutubeなどにも効果的なスクワット方法が色々と投稿されるほど、その効果に注目が集まっています。
運動不足の体は、足の方向に行くほど水が溜まりやすくなっています。溜まった水分をスクワットによってほぐしてあげることで、体の代謝アップにつながります。
とは言っても、勢いよくスクワットをすると筋肉や神経を傷めることにもなるので、ゆっくりと行いましょう!柔らかく負荷を与えた方が、効果も高くなります。
まとめ
体を冷えから守る為には、日々の健康管理が重要です。髪や頭皮の冷えだけでなく、体の冷えが健康やヘアケアにも直接関わるので、血行促進には注力しましょう。
栄養素の大切さを認識して、栄養素たっぷりの血液をどんどん循環させられるように、日々の生活習慣を見直していきましょうね!
”美髪は健康から”ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。これからの寒い季節、寒さに耐えずに体を労わってあげましょう!