普段から、身体の為に深い深呼吸を行っていますか?
「深呼吸」は言葉の通り深い呼吸です。現代の人は、昔の人よりも呼吸が浅くなっているとされ、その原因には”長時間同じ姿勢でいること”が関係しています。
私達の生活を豊かにさせたパソコンやスマートフォンは、生活の利便性を上げると同時に、私達の身体を気付かない内に蝕んでいるのです。
パソコンやスマホを長時間使用すると、それだけ体が丸まった状態でキープされることになります。その結果、体中にコリを生じさせたり呼吸を浅くしてしまうのです。
そこで今回は、深呼吸が身体に与える影響、リラックスすることで髪にもたらす良い効果についても詳しく紹介します。
Contents
呼吸が乱れる原因

今や誰しもが携帯(スマホ)を持ち、手先だけで操作できるものを使用することによって、1日中同じ姿勢でいる時間がとても長くなっています。
「最近呼吸が苦しいな…体全体がこっているな…」と感じませんか?
人は同じ姿勢でいる時間が長いほど、固定された体は動かされずに、重い頭や体全体を支えている筋肉は硬直します。この硬直した筋肉がコリを生み出してしまうのです。
ポイント💡特に、スマホやパソコンを使用するときはうつむき加減になり、両手が前に行くことによって全体的に前かがみになります。そうすることで筋肉が前に行き、胸やお腹を圧迫してしまいます。
圧迫された胸やお腹には、必要な空気が入らず、結果的に呼吸が浅くなってしまうというわけです。
また、姿勢もさることながら、スマホやパソコンから発せられる電磁波やブルーライトといった身体に有害なものも、コリを生み出す原因となっています。詳しくはこちらでも。

そして筋肉の硬直によってもたらされるのは、コリだけではありません。筋肉の硬直によって収縮した血管は、栄養素を血液で十分に運ぶことが出来なくなり、身体の至る所に支障をきたします。
例えば髪の毛だったら、頭皮や髪に栄養素が行き渡らないことによって、髪の毛の発毛や育毛効果が薄れてしまい、抜け毛や薄毛、枝毛や切れ毛といった症状を引き起こしてしまいます。
ではそれらを解決するにはどうしたら良いのかというと、ストレッチなどももちろん大事ですが、意識的に「深呼吸」をすることが重要になってきます。
深呼吸が身体に与える影響

今自分がどんな呼吸を行っているのか分かりますか?
普段からあまり気にすることのない呼吸ですが、実はとても重要な役割を果たしています。呼吸は自律神経系の一つで、自らが意図的に意識しなくても勝手に動いているのが普通です。
そんな大事な呼吸は、自律神経系の中でも唯一、”自分の意思で動かしたり止めたりがコントロール出来る”という特徴があります。
呼吸は自分の意思でコントロールできることによって、そのやり方次第では自分の身体を健康に導くことも出来るのです。
良く、ヨガや整体など、気功を使う場所では呼吸法が重要視されますよね?
また、スポーツをする際にも呼吸をすることで精神を統一したり、熱が上がった身体を鎮める効果を発揮したりします。
ポイント💡この時に、ただの呼吸ではなく深呼吸をすることで、酸素を更に多く体内に入れることが出来、体の健康に必要な細胞を活性化させることにも繋がります。
細胞が活性化すると全身にパワーがみなぎり、他の自律神経系を安定させて精神を落ち着かせるだけでなく、ストレスの緩和にも効果を発揮するので非常に重要です。
自律神経の種類

呼吸も関連する、自律神経について少し説明しておきます。
自律神経には以下の2種類が存在します。
・交感神経
・副交感神経
この2つが互いに強くなったり弱くなったりすることによって、心臓などの鼓動が激しくなったり落ち着いたりするのです。
大勢の人の前でのスピーチなど、身体が緊張して心臓がバクバクと脈打つ時がありますよね?
そんな時は交感神経が強くなり、副交感神経よりも優位に立っている状態です。
自律神経は、基本的に自分の意思でコントロールすることは不可能なので、心臓も自分の気持ちとは違う行動をしてしまいます。
しかし、自律神経系の中でも自分でコントロール出来る呼吸を自分の意思で加えることによって、心臓を落ち着かせることは出来ます。
普段心臓が落ち着いているのは、副交感神経が強くなり優位に立っているという証拠です。
自律神経のバランスが崩れると起こる悪影響

通常、何も緊張状態にない場合は副交感神経が働き、リラックスした状態となっています。この交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、身体に様々な悪影響を及ぼすのです。
例えば、
・動悸が激しくなる
・毛細血管が収縮する
・老朽化が始まり肌が衰える
・血圧が乱れ低血圧になりやすい
・栄養不足になり抜け毛や薄毛、切れ毛や枝毛、白髪なども増える
こういった症状の悪化が例に挙げられます。
自律神経は呼吸をしたり、新陳代謝や体温調節、ホルモンバランスや内臓機能の働きなど、人間の生命維持の為に必要不可欠な役割を果たしています。
そのバランスが崩れてしまうと、当然人間の生命の危機にも関わるほどの悪影響が身体に与えられてしまうのです。
髪に関して言えば、命の危険にまで関わることはありませんが、ホルモンバランスが大きく乱れると、上記のような症状を発症させてしまいます。
よって、身体を悪くしない為にも、緊張を与えること・ストレスを抱えることを極力避け、出来るだけ自律神経のバランスを崩さないことが大切です。
簡単に身体をリラックスさせる方法3選!

自律神経を整える為に、日常生活の中で簡単に身体をリラックスさせる方法を3つ紹介します。
①深呼吸をしてリラックスする
②食事を変えてリラックスする
③お風呂に浸かってリラックスする
1.深呼吸をしてリラックスする

唯一、人間が自分の意思でコントロール出来る自律神経である呼吸。深く息を吸って酸素を体内に巡らせてあげることによって、細胞レベルで身体をリラックスさせることが出来ます。
ストレスや緊張を感じると、無意識に呼吸を止めたり息が荒くなってしまいませんか?
これでは、身体自体がストレスを感じて更にストレスを溜めることにもなりかねません。そんな時に深呼吸をすると、呼吸を整えて気分が穏やかになりストレスも緩和されるのです。
深呼吸の効果的な手順は以下の通り。
①まずは息を吐ききってから、お腹に手を当てて背筋を伸ばす。
②鼻からゆっくりと吸えるだけ空気を吸う。
③吸った時間の倍の時間を掛けて口から息を吐く。
このいわゆる「腹式呼吸」を行うことで、普段肺呼吸を行っている人達も、全身に酸素を送ることが出来ます。
2.食事を変えてリラックスする

人間の身体は、日々摂取する食事から作られていると言っても過言ではありません。その食べるものの種類によっては、イライラしたりストレスの元凶ともなるのです。
特に、近年の食品添加物がたくさん使われた食事には「白砂糖」が良く使われていて、この白砂糖は血糖値を下げ、攻撃的なホルモンである「アドレナリン」を分泌させてしまいます。
食品添加物も私達の生活を豊かにしてくれたものの一つですが、無意識に摂取していると身体の自律神経のバランスを乱すことにも繋がるので注意が必要です。

では、自律神経のバランスを整えてリラックスる為にはどうしたら良いのかというと、簡単です。日頃の食事に、腸内環境を整えるものを摂取するようにしましょう。
食物繊維は野菜などを積極的に食事に取り入れれば摂取可能。発酵食品は主に和食に多く使われる為、納豆や味噌、漬物などを摂取すれば体内からリラックスすることが出来ます。
中でも、発酵食品はおすすめです。なぜなら、身体の至る所に影響する腸内環境を整えて、様々な病気の予防にも繋がるからです!


3.お風呂に浸かってリラックスする

毎日ちゃんとお風呂に浸かっていますか?
暑い夏の日などは、「お風呂から上がったら汗をかくだけだから浸からない。」という人が多いですが、実は身体をリラックスさせる為にも、入浴は非常に効果的なんです!
ポイント💡湯船に浸かることで身体全体が温まり、血液循環が活発になります。血液が循環されるほど、身体に必要なエネルギーや栄養素も運ばれるので、身体にとって良い効果ばかりです。
入浴は毛母細胞を活性化させると白髪の予防にもなり、日本人なら髪を黒く染め上げるメラニン色素も良く働き、美髪へとなることが出来ますよ。
しかし、勘違いしてはいけないのが入浴は長い方が良い!という間違った情報です。汗をかくほど美容にも良いと考えてしまいますが、それは違います。
髪にも良い入浴時間は、38~40℃の湯船で10~15分くらいが適量だとされています。少し温度が低いと思われるかもしれませんが、人間の体は急激に温められると防御反応を示します。
この防御反応によって、せっかくのリラックス効果が半減してしまうので気を付けて下さい。詳しくはこちら。

色々なヘアケアを試しながら、正しい入浴方法で自律神経をリラックスしてあげましょう!
まとめ:ストレスを感じた時は自律神経の1つである呼吸に注目!

最後に、注意すべき点をおさらいしておきますが、私達の自律神経を大きく乱す原因となっているのは、紛れもなく誰もが手にしているスマホやPCです。
画面の中には誘惑がたくさん詰まっていますが、基本的には有害なものばかりが集められています。画面ではなく本などを読んで、本当に必要な情報だけを取り入れるようにしましょう。
ストレスを感じた時は、自律神経系の1つである呼吸に注目し、深呼吸やリラックス効果を与えるものを実践すれば、自ずと身体が健康になり、髪も綺麗な美髪になれます。
今回紹介した方法を実践して、体内からも美しい女性を目指してみて下さい!(もちろん男性でも効果的ですよ。)
最後までお読みいただきありがとうございます。現代ストレスを感じない人はいません。そんな時こそ、自分を労わるメンテナンスが重要になりますよ!