抜け落ちた髪を見た時、「あれ、私の髪の毛ってこんなに細かったっけ?」と不安になる時ありませんか?
髪の長い女性の場合は特に、1本でも細い髪があると心配になってしまいますよね。細毛の原因には遺伝的なものもありますが、ほとんどが栄養不足による髪の弱体化によるものです。
決して、「髪の毛は太い方が絶対良い!」というわけではありません。しかし、細毛には多くの髪トラブルの危険性が潜んでいるので、注意が必要です。
そこで今回は、細毛に悩む人に向けて、細くなってしまった髪の毛を太くする方法を5つ紹介します。細毛の改善には、正しいヘアケア方法が重要ですよ!
Contents
細い髪と太い髪の基準
一概に「髪の毛が細い!」と思っても、他の人と比べて本当にその髪の毛が細いのかは、自分では分からないですよね?
ポイント💡日本人も含まれる、アジア人の平均的な髪の毛1本当たりの太さは、直径0.04~0.15mm程度だと言われています。その内、細毛と言われるのは0.06mmを下回った髪の毛です。
この数値は世界的に見れば極端に細いわけではありませんが、日本人やアジアなどの暗い色の髪の毛では、同じ細さでも余計に細く見えてしまいます。
欧米人のような金髪や茶髪の場合だと、髪が細くて量が少なくても、なぜかボリュームが多く見えたり綺麗に見えたりしませんか?
黒い髪の毛は、強い紫外線から髪や頭皮を守ってくれる働きがある反面、髪のボリュームの部分ではデメリットもあると言えますね。
一方、太い髪は細い髪と比べて外的ダメージにも強く出来ていて、丈夫であり尚且つ髪のボリューム感も出やすくなります。
そもそも髪の太さを作っているのは、髪の毛のキューティクルの更に奥にある「コルテックス」という部分の量です。このコルテックスの量が多いほど、髪の毛は太くなります。
コルテックスの量が人それぞれ違うのには原因があり、遺伝的なものも当然ありますが、一番は毎日の食生活や生活習慣が影響していることが大きいです。
髪質に「硬い」や「柔らかい」の違いはあっても、規則正しい生活を送っていれば基本的には太い髪から細くなってしまうことはありません。
なぜ髪の毛が細くなってしまうのか
髪が細くなってしまう要因には様々あり、特に大きな原因となるのは、食生活の乱れと睡眠不足によるものです。
健康的なバランスの取れた食事は、髪や頭皮だけでなく体全体の健康を左右します。人間の体は、健康に生きていくのに必要なエネルギーや栄養素の量が決まっています。
何か一つでも足りなくなってしまうと、体の特定の場所に支障をきたしたりするのです。
栄養が足りないだけでなく、血液の循環も悪くなると、体に大きな影響を及ぼすことに繋がります。
人間の体は、必要な栄養素やエネルギーを血液に乗せて、体全体に届ける働きをしています。この栄養素などの量と血液の循環が絡み合わないと、健康的な体は作られません。
また、体内部からの影響だけでなく、間違ったシャンプーやトリートメントからの頭皮への刺激によって、細毛を生み出している可能性があります。
自分の髪質や頭皮環境に合ったシャンプーやトリートメントを使用していますか?自分にベストなヘアケア用品を選ぶのは大変ですが、一度見つけてしまえばとても楽になりますよ。
そして、「成長ホルモン」に注目することも重要です。睡眠不足による成長ホルモン不足は、髪の成長を遅らせることに繋がり、細毛の原因ともなります。
髪を細くしない為には、規則正しい生活をしなければなりません!
細い髪を太くする方法
方法① 食生活の改善
上記でも食生活が細毛を作り出してしまうことを説明しましたが、具体的にはどのように食生活を改善した方が良いかを紹介します。
髪を太くす為に注目すべきは、髪の主成分であるたんぱく質やアミノ酸、それらの働きを助けるビタミン・ミネラルです。
これらを積極的に摂取することによって、細くなった髪の毛を太くすることが出来ます。
特に注目すべきは「たんぱく質」で、近年の日本人に不足している栄養素の一つでもあります。
最近体は動かしていますか?スマホやインターネットの普及によって、体を動かさなくなっている人が多いのが現状ですが、筋肉・筋力の低下は栄養不足を引き起こします。
ポイント💡筋肉・筋力が必要ないと判断した体は、その分体に必要な栄養素を取り込まなくなります。これは同時に、本来必要な栄養素も不足してしまうことに繋がります。
そんな不足しがちな栄養素を補給するなら、たんぱく質が多く含まれる肉類や魚類、大豆製品を中心に摂取するようにしましょう。
また、緑黄色野菜を一緒にバランス良く摂取することによって、タンパク質だけでなく体に必要な必須アミノ酸や、ビタミン・ミネラルも効率良く取り入れることが出来ます。
簡単にタンパク質を補給するなら「牛乳」もおすすめです。
方法② 正しいシャンプー選び
ヘアケアの基本と言えば、毎日のバスタイムで行うシャンプーやトリートメントですよね?
シャンプーは自分の髪質や悩みに合わせた選択が重要ですが、完全に自分に合ったシャンプーを使用している人はほんのわずかです。
私も、未だ自分に最適のシャンプーを見つけられていませんが、これは年齢による髪質の変化も関わってくるので、非常に難しい問題でもあります。
そんな中、細毛に対するシャンプー選びの際に注目してほしいのが「アミノ酸系シャンプー」です。
食生活からアミノ酸を摂取することも大切ですが、今のシャンプーにはアミノ酸が含まれるものが存在し、アミノ酸洗浄によって髪や頭皮に優しいヘアケアが行えます。
たんぱく質は複数のアミノ酸から構成され、アミノ酸の摂取はたんぱく質を効率的に摂取する上で欠かせないものとなっています。
そんなアミノ酸で洗浄することにより、髪にハリやコシを与えることが出来ます。
刺激に弱い細毛にとって、アミノ酸系シャンプーは非常に心強い味方だと言えますね!
ポイント💡市販のドラッグストアなどでもアミノ酸系シャンプーは売られていますが、本来シャンプーやトリートメントは安い価格で販売できるものではありません。
安く販売できるということは、それだけ低コストの成分を使用したり、「高級成分配合!」と書かれていてもほんのわずかしかその成分は入っていない、なんてことがほとんどです。
細毛がなりやすい症状である枝毛や切れ毛。その最適な対処法はノンシリコンシャンプーを使うことです!最新のノンシリコンシャンプーランキングはこちら。
方法③ 頭皮マッサージを取り入れる
細毛の改善に必要なのは、「血行促進」です。せっかく多くの栄養素を補給しても、血液循環が滞っていては意味がありません。
必要な栄養素を必要なだけ届けるためには、頭皮マッサージをして血行促進を促すのが効果的です!
頭皮マッサージは自分でも簡単に行うことが出来ますよ。
難しいことは何もなく、「毎日のシャンプーの際に頭皮をマッサージしながらシャンプーする。」これだけです。
ポイント💡頭皮マッサージを行うことで、細毛の改善に役立つだけでなく、白髪の予防にも繋がります。髪の毛を染め上げるメラニン細胞を活性化してくれるので、髪を綺麗に染め上げてくれます。
細毛を根本から改善するなら、今ある髪よりこれから生えてくる髪に集中しましょう。どんな改善方法も、すぐに結果を出すことは出来ません。
頭皮マッサージのような手軽に行える改善方法も、コツコツと積み上げていくことが細毛の改善に繋がります。
シャンプーの時が嫌なら、お風呂上がりにドライヤーで乾かした後にでも行ってみて下さい。
頭のコリをほぐすことは、体や脳の活性化にも繋がりますよ!
今はパドルブラシを使った頭皮マッサージが更に効果的!人気のパドルブラシについてはこちら。
方法④ 質の良い睡眠をする
人間は寝ないと生きていけませんよね?人間の体は毎日、疲れを癒して次の日の体調を整えるために睡眠を必要としています。
睡眠不足になってしまうと、疲れやすくなったりイライラしやすくなったり、集中力が続かない、太りやすい、などといった多くの悪影響を及ぼすのです。
睡眠の際に分泌される「成長ホルモン」は、多く分泌すればするほど私達の体内の細胞を活性化し、より健康的な体へと導いてくれます。
細胞が活性化するということは、血液に乗って栄養素やエネルギーがたくさん届けられることに繋がり、髪を太くたくましく成長させてくれますよ!
しかし、睡眠は「ただいっぱい寝れば良い。」のではなく、質の良い睡眠を取ることが大事になります。
特に、寝る前のスマホいじりは絶対に止めましょう。睡眠の質を下げるだけでなく、電磁波やブルーライトによる体への影響は想像以上に大きいことで知られています。
適切な睡眠時間についてはこちらにも。
方法⑤ 育毛剤を使う
やはり、髪の育毛・発毛と言えば育毛剤ですよね?細くなってしまった髪の毛を太くするなら、毛根に直接作用する育毛剤が効果的です。
育毛剤は髪の成長を邪魔する男性ホルモンの分泌を抑えて、抜け毛や薄毛のリスクを極力抑えてくれます。
しかし、育毛剤を使用する際には注意が必要です。
ポイント💡市販の育毛剤は、頭皮に強い刺激を与えるアルコール入りのものや、パラベン・紫外線吸収剤といったものなど、様々な危険な成分が配合されています。
育毛剤は市販のものでも結構な値段がするので、育毛剤選びは慎重に行うようにして下さい。
まとめ
細毛を改善する為の5つの方法を紹介しました。中には、実際に持っていなければ使用できないものもありますが、簡単なものから実践してみて下さい。
「今までしっかりと太い髪の毛だったのに、急に細くなった…。」という人は、髪の毛が弱っているサインを送っているということなので、早めに対処してあげましょう!
細毛は切れ毛や枝毛を招くだけでなく、様々なヘアケアの障害となります。一応メリットもありますが、他の記事でも紹介しているように少しのメリットしかありません。
太くて丈夫な髪の方が、ボリュームが出て綺麗な女性を演出できますよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。美髪は細い髪ではなく太い髪です!