厄介な髪質である、「猫っ毛」について考えたことはありますか?
近年の女性には、この猫っ毛に悩む人が増えています。
生まれつき猫っ毛の人はもう慣れてしまっているかもしれませんが、髪のボリュームが出ずらかったり、まとまりずらいことでも知られています。
細くてコシの無い髪の毛が細毛、柔らかくてハリの無い髪の毛を軟毛と呼び、このどちらの特徴も合わせ持ったのが猫っ毛です。
細くて柔らかい髪は、”スタイリングしやすい”などといった利点はありますが、デメリットの方が多いですよね。
そこで今回は、猫っ毛の特徴や、猫っ毛でも簡単にボリューム感を出す方法を紹介します。猫っ毛のメリット・デメリットについても説明しますよ!
猫っ毛の特徴
一概に猫っ毛と言っても、自分が本当にそうなのか分かりませんよね?
猫っ毛に基準は存在しませんが、一般的には髪の毛一本の直径が0.06mmを下回ると、細毛だと認定されます。それに加えて、猫のような柔らかい髪の持ち主が、猫っ毛であるということです。
日本人も含まれる、アジア人の髪の毛1本の直径平均が0.04~0.15mmなので、細毛は相当細い髪の毛だと言えますね。
ただでさえ、日本人は黒髪で全体のボリュームが薄く見えてしまうのに、細毛であると更にボリュームがダウンしてしまいます…。
ポイント💡基本的に、日本人の髪質は欧米人の金髪や茶色の髪と比べて、太く硬い髪質であるとされています。猫っ毛には遺伝的な要因もありますが、生活習慣の乱れから引き起こされることが多いです。
猫っ毛は、細くて柔らかくハリやコシの無い髪のことですが、このような髪質になってしまうのには、髪の内部の栄養素や成分が足りていないことが理由として挙げられます。
遺伝的な猫っ毛ではない場合は、なるべくしてなってしまった髪の毛だということです。猫っ毛は誰しもなってしまう可能性がありますが、ちゃんと対策をすることで防ぐことが出来ます。
猫っ毛の特徴である、細くて柔らかい髪は、スタイリングがしやすいといった特徴もありますが、反対にスタイリングが持続しないという欠点もあります。
猫っ毛のスタイリングに悩む女性も多いですが、しっかりとその特徴を掴むことによって、他には真似できないスタイリングをすることも可能です。
猫っ毛のメリット
若者に猫っ毛が増えているといっても、その特徴を上手く利用したスタイリングを行っている人もいっぱいいます。
猫っ毛の特徴である柔らかい髪の毛は、髪全体をふんわりとした印象にすることが出来ます。
少しの風でもふわっと舞う髪の毛は、綺麗にも見えますよね。
ポイント💡スタイリングをする際にも、「ゆるふわカール」や「無造作ヘア」のようなスタイリングがとても簡単に出来ちゃいます。これは、太くて硬い髪では作り出すのが難しいです。
猫っ毛でボリューム感を演出するのは大変ですが、ふんわりとしたヘアスタイルをしたい人には強い味方であると言えます。
しかし、メリットはこのくらいしかありません。確かにふんわりとした印象は、女性らしさや可愛らしさを演出するかもしれません。
ですが、髪のボリュームがないということは、女性の髪の美しさを表現できていないということです。
猫っ毛のメリットはあまり強いメリットとは言えないので、髪や頭皮を思うならデメリットもちゃんと理解した上で、猫っ毛について考えてみて下さい。
猫っ毛のデメリット
細くて柔らかい髪の毛は、それだけ柔軟性があり形を変えやすいですが、返って乱れやすいという特性もあります。
少しの風でも髪が絡まってしまったり、寝ぐせも付きやすかったりします。
簡単に直せるとはいえ、絡んでしまった髪を直すのはとても手間が掛かりますよね?
特に、雨の日などの湿気が多い日は髪が崩れやすく、髪全体のボリュームもすぐに下がってしまいます。元々細い髪の毛がペチャンコになると、更なるボリュームダウンを引き起こしかねません。
スタイリングが長時間続かないということは、パーマのような矯正も長くは続きません。
せっかくパーマをかけるなら、なるべく長くその矯正を維持したいものです。
細毛は髪1本1本が細い為、年齢が若い人でも薄毛の症状に悩むことになります。猫の細い毛って触るとゴソっと取れて、家の中で飼うと家じゅうが猫の毛だらけになってしまいますよね?
猫っ毛とは、すなわち猫の毛と同じような髪質のことなので、抜け毛が増えてしまうのにも納得できます。
また、枝毛や切れ毛の症状が多いのも、猫っ毛のデメリットとしてあります。髪は細ければ細いだけ切れやすく、裂けやすくなってしまいます。
どうですか?メリットよりもデメリットの方が目立ちますよね?
将来薄毛や抜け毛に悩まない為にも、若い頃からの猫っ毛は早めに対処した方が良いです。
簡単な猫っ毛対策
猫っ毛に対抗する為に一番有効的なのは、生活習慣の改善です。ですが、何から始めたら良いのかわからない人も多いでしょう。
そこで、生活習慣の改善以外で簡単に猫っ毛の対策が出来る方法を紹介します。
注目するのはトリートメントです。
トリートメントの中でも、洗い流さないタイプのトリートメントは、つけるだけで外的ダメージから髪を守ってくれます。
細い髪の毛にとっては、紫外線やドライヤーの熱は大敵です。お風呂上がりに洗い流さないトリートメントを付けてからドライヤーをすれば、熱によるダメージから髪を保護してくれます。
この効果は次の日にも持続し、外の紫外線からも守るバリア機能を備えています。
ポイント💡髪の内部の栄養素や成分が足りない猫っ毛にとって、つけるだけで簡単にケアが出来る洗い流さないトリートメントは心強い味方です。
洗い流さないトリートメントには、「クリームタイプ」「オイルタイプ」「ミストタイプ」など様々ありますが、私がおすすめするのは「オイルタイプ」です。
オイルタイプはその名の通り、オイル成分のトリートメントです。油のような手触りですが、皮脂と同じで髪を保護する力が強いのが特徴です。
実際に、洗い流さないトリートメントの中で最もシェア率が高いのが、オイルタイプです。
なぜかと言うと、人それぞれ髪質が違いますが、その色々な髪質に対応できる力をオイルタイプは備えているからです。
またその香りにも注目で、一度嗅いでみると多くの女性に支持される理由が分かりますよ。
オイルタイプは付け過ぎると髪がペチャっとするので、付ける量には注意して下さい。正しく使用すれば、猫っ毛のボリュームアップにも役立ちますよ。
洗い流さないトリートメントの使用方法は至ってシンプルですが、使用にあたっては注意点もあります。
是非、猫っ毛対策に洗い流さないトリートメントを検討してみて下さい!
まとめ
猫っ毛には髪をふんわりさせる効果がある反面、スタイリングの持たなさや髪全体が傷みやすいといったデメリットが目立ちます。
自分の猫っ毛が気に入っている人は改善しなくても良いと思いますが、欠点を考えると早めに対処した方が良いと感じますよね?
ポイント💡日頃の食生活や睡眠などについて考え直すことも重要ですが、簡単なヘアケア対策をしたいなら、洗い流さないトリートメントを使用してみて下さい。
もちろん私が推奨するものでなくても、市販のもので自分に合うものがあればそれを使うのが一番ですよ。自分の髪や頭皮環境に合ったヘアケアを行いましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございます。猫のような抜けやすい髪の毛とは、早いうちにおさらばしましょう!